活動内容

【学会発表】難燃材料研究会 社団化記念セミナーで講演(2021.6.4)

2021年06月12日

難燃材料研究会 社団化記念セミナー『自動車材料の難燃化技術への期待』で「5G材料/バッテリー難燃部材」について講演しました(オンライン 2021年6月4日)。

<概要>

 利便性と環境対応の追求から、5G通信と電気自動車を中心に関連産業の大きな変革期を迎えている。これらに対応する材料、特に難燃性プラスチックはどうなるのか、5G通信装置用とバッテリーケース用の樹脂材料を中心に動向を解説した。5G通信では、高速・大容量化、低遅延、多数同時接続が可能になるが、装置に使用する樹脂材料には、難燃性に加え、誘電特性の改良が求められる。このため、絶縁材料としては、従来のエポキシ樹脂の代替えに、エポキシ樹脂/PPEアロイ系や熱硬化性PPEなどが有望とされている。一方、電気自動車で重要なバッテリーでは、ケースの軽量化のため、従来の金属の代わりに、SMC(シート状熱硬化性樹脂複合材)の利用が進みつつある。しかし、バッテリーの耐火性の規制強化から、SMCには一層の耐火性の向上が求められている。これに対して、建材用の不燃化技術の適用を提言した。


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