2021年09月20日
一社）難燃材料研究会主催の難燃・教育講座（基礎編）で、熱硬化性樹脂の難燃化について講演しました。（オンライン開催、2021年9月3日）
＜概要＞
熱硬化性樹脂は、架橋構造をもつため、耐熱性や強度に優れ、電子機器等の様々な耐久製品に利用されている。本講演では、熱硬化性樹脂の分類、特徴、利用用途と難燃化技術について解説した。特に主要なエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタンについて、それぞれの代表構造、特性、利用用途、および難燃化技術について詳細に説明した。さらに実際の難燃化の実用例として、講演者らが開発した難燃剤を使用しなくても自己消火が可能なフェノールアラルキル型エポキシ樹脂と電子部品用実装材での製品化について述べた。さらに、ポリウレタン製の不燃塗装材と自動車バッテリーケース用の不飽和ポリエステル製SMCについても説明した。