2022年03月23日
サイエンス&テクノロジー社主催の企業向けセミナーで、以下のテーマで講演しました。
「プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、および今後の展望」(2022.1.21、オンライン開催)
＜概要＞
プラスチックスは海洋汚染などの環境問題が顕在化しており、この対策として、リサイクルやバイオマスの利用が重要となっている。本講演では、プラスチックスの環境問題の現状（海洋汚染、資源枯渇、温暖化など）と、この対策として、リサイクルやバイオマス利用の世界と日本の状況や技術動向、最新トピックスについて解説した。さらに、本講師が日本電気㈱や筑波大学で取り組んだ、耐久製品用の高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介した。最後に、今後のプラスチックの包括的な環境対策の展望について述べた。特に、製造（原料のバイオマス化、海洋分解性のあるバイオプラ利用、省エネ製造によるCO2削減）、利用（利用量削減、木材/紙への代替え）、廃棄（海洋流出対策）、およびリサイクル（マテリアルリサイクル、国内処理）に関して、あるべき対策と方向性を説明した。