2022年03月23日
CMCリサーチウェビナーで、以下のテーマで講演しました。
「バイオプラスチックの基礎と応用、開発・利用動向と開発事例」(2022.2.24)
<概要>
プラスチックスは、海洋汚染に加え、資源枯渇、温暖化などの環境問題が顕在化しており、この対策として、再生可能でCO2を固定化できる植物を原料にしたバイオプラスチックが重要となっている。本講演では、まず、プラスチックスの環境問題の現状について述べ、そして、バイオプラスチックの基礎から応用まで解説した。すなわち、バイオプラスチックの開発・利用の歴史、世界や日本での利用と技術開発の動向、今後の生産予想、さらに、代表的な種類の構造と物性や利用上の課題について説明した。その後、本講師が日本電気㈱や筑波大学で取り組んだ、耐久製品用の高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介した。特に、差異化できる新材料の企画や、開発・製品適用のポイントを説明した。最後に、バイオプラスチックの今後の予想と目指す方向について述べた。