活動内容

【専門誌掲載】「プラスチックス」2022年6月号にバイオプラスチックの解説掲載

2022年07月01日

プラスチックス 2022年6月号(特大号:統計でみるプラスチック産業の一年)で、バイオプラスチックの生産・利用の最新動向について寄稿しました。以下が概要です。

「バイオプラスチック」(P47-51)

<概要>

   バイオプラスチックの世界と日本での最近の生産、利用、技術開発の動向と将来の利用予想を解説した。現在、廃プラスチックによる海洋汚染などの環境への影響が顕著になっており、関心が高まっていることを背景にして、バイオプラスチックの生産は、日本を含む世界で増加しており、2021年は、これまでの最高の生産量となった。今後、中国・タイ等で生産が大幅に拡大していく予想である。汎用製品での利用としては、欧州、中国では生分解性タイプが主体であるが、日本では植物原料タイプ(非生分解性)が中心である。これは一般廃棄物の処理方法の違いが影響している(欧州・中国では堆肥・土壌中での処理、日本は焼却が主体)。さらに、主要なバイオプラスチックのそれぞれの特徴、課題、利用動向について説明した。今後の展望として、プラスチック全体の循環型環境対策の中でのバイオプラスチックの価値と今後の有り方、特にマテリアルリサイクルの重要性を述べた。

 


Page top